楽しい日本

どうかしてる。
神田桂一 2025.01.26
誰でも

こんにちは。

楽しい日本って聞いて、高校の隣のクラスに「楽しいクラスにしよう」っていう貼り紙が貼られていたことを思い出した。

「楽しいクラスにしよう」っていう貼り紙が貼られているクラスはきっと楽しくないからそんな貼り紙を貼ったんだろうなって高校生でもわかる。

楽しい日本って、今の日本は楽しくないってことを逆説的に説明してますねって話。

って今回の本題はそんなことではなくて。

今、台湾の「親日幻想」というテーマで取材を進めています。主に植民地時代の日本語教育から探っています。言語とは思考や思想の支配でもあるからです。対日感情に日本語教育がどういう影響を与えたかというところに焦点を絞っています。取材範囲を広げるなら、韓国との比較までできたらいいなと思っています。「親日幻想」という仮説が仮説でないなら、韓国との対日感情の違いはなぜ生まれたのか、そこに興味があります。

台湾と韓国、共に、植民地になったと同時に国策として、インフラとして、日本語を国語にすべく現地教育にあたったのは文部官僚の伊沢修二という人物です。この人物の資料を集め、周辺人物の取材を進めています。また、台湾と韓国、比較的台湾では日本語の同化政策が上手く行きましたが、韓国では反発に遭いました。

このレターの読者のなかで編集者のかたがいたとして、この企画に興味を持ってくださる人がいたら嬉しいです。少しでも興味がありましたらご連絡ください。pokkee@gmail.comまでお願いします。

以上です。あとは告知です。

光文社新書noteの連載第二回が更新されています。よかったらスキお願いします。

今月号、雑誌『あまから手帖』Coffee特集で、銭湯とコーヒー牛乳と僕。というエッセイを執筆しました。

今回は以上です。

それではまた。

神田より。

無料で「天は自ら助くるものを助く」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら